集客の​柱、​何本ある?​ その​柱、​どこまで​太く​できる?

小林顕人株式会社Hau'oli growth 代表

店舗の集客について話していると、

「Meta広告を増やしましょう」
「HPBのプランを上げましょう」
「チラシも配ってみましょうか」

って話になることがある。

もちろん、どれも選択肢としてはありだと思う。

でも俺、その前に一度聞きたいんだよね。

この店舗って、今、何本の集客の柱で支えられてるんだっけ?

Meta広告、HPB、リスティング広告、チラシ、紹介、Googleマップ。

入口はいろいろある。

一本だけがものすごく強くても、その調子が崩れたら店舗全体が苦しくなる。

だから、柱は複数持っておきたい。

ただし、細い柱を何本立てても、必要な人数を集められなければ店舗は支えられない。

だったら、一本一本を太くする必要があるよね。

でも、その時に考えたいのは「次はどの媒体にお金を入れよう?」だけじゃない。

その柱は、今何人連れてきていて、あと何人増やせるんだろう?

ここなんだよね。

一本ずつ、太くできる限界が違う

例えば、HPB。

すでにお店を探して、比較している人が見に来ることも多いと思う。

だから、予約や成約まで進みやすい場合がある。

でも、地域でお店を探している人の数には限りがあるよね。

今のプランで予約が取れている。
CPAも良い。

「じゃあ、プランを上げればもっと取れるね!」

って言いたくなる。

でも、本当にそうかな。

掲載費が増えても、新規予約はほとんど増えないかもしれない。
逆に、露出が足りなかったなら増える可能性もある。

だから、試してみないと分からない。

今の費用対効果が良いことと、追加でお金を使えばもっと取れることは別。

これ、ほかの柱でも同じなんだよね。

例えば、紹介。

お客さんが大切な知り合いを紹介してくれるって、すごく嬉しいことだと思う。
最初から信頼して来てくれる人もいるかもしれない。

でも、

「来月から紹介を2倍にしてください!」

って、そんなに簡単にはできないじゃん。笑

日頃の接客や施術、満足してもらえる体験を積み重ねて、少しずつ育てていく柱だから。

チラシなら、印刷と配布にお金がかかる。
枚数を2倍にしても、予約が2倍になるとは限らない。

リスティング広告は、今まさに検索している人に出会いやすいけど、検索する人自体が少なければ伸ばせる範囲も限られる。

Meta広告なら、まだ店を探していない人にもサービスを知ってもらえる可能性がある。
その一方で、検討が進んでいない人には、予約後や来院時の説明が必要になることもある。

もちろん、どの媒体でも例外はある。

ただ、一つ言えるのは、同じ「集客の柱」でも、太くする方法は全部違うってこと。

一番CPAが安い柱が、一番価値のある柱?

さらに、柱の太さを予約件数だけで判断するのも違うと思う。

例えば仮の話ね。

A媒体は、新規来院一人あたり3,000円。
B媒体は、8,000円。

CPAだけならAが勝ってる。

でも、Aから来たお客さんは一回で終わることが多くて、Bから来たお客さんは継続して利用してくれるとしたら?

最終的にBの方が利益を残してくれる可能性もあるよね。

だから、媒体ごとに見たいのは、予約数だけじゃない。

実際に何人来院したのか。
どれくらい成約・継続しているのか。
LTVはどうなのか。
広告費や掲載費、制作・配布費などを引いて、どれだけ利益が残るのか。

ここまでつながって、初めて比較できると思う。

前に「CPA5,000円で取ってきて」は、アルファードを300万で買ってこいと同じって書いたけど、今回知りたいのはその一歩先。

どの柱から来るお客さんが、店舗をどれだけ支えているのか。

ここを知りたいんだよね。

お金を増やせることと、集客を増やせることは違う

例えば、ある媒体で月10人の新規来院が取れているとする。

そこへ追加で予算を入れた。

新規来院が15人になった。

だったら、増えた5人のために追加でいくら使ったのかを見る。

今までの平均CPAが安くても、追加の5人を取る費用は高くなっているかもしれない。

これって、柱を太くするときにすごく大事だと思う。

だって、今まで10人取れたことは、もう分かってる。

次に知りたいのは、11人目、12人目を取るために、何を変えればいいのか。

HPBなら、プランアップだけじゃなく、掲載内容や予約枠を見直す余地があるかもしれない。

Metaなら、広告の見せ方や届ける相手を変えることで伸ばせるかもしれない。

紹介なら、現場の体験や紹介しやすさを改善する必要があるかもしれない。

そして、どれも効果がなければ、今の太さがその時点での現実的な限界なのかもしれない。

無理にその柱へお金を積み続けるより、別の柱を育てた方がいい場合もある。

もちろん、その限界は固定じゃない。
サービスが変わったり、地域での認知が増えたりすれば、また変わる可能性もある。

だから、小さく試して、結果で更新する。

予算を増やしたかどうかじゃなくて、利益を伴う新規顧客が何人増えたのか。

そこを見たい。

柱が増えたのか、同じお客さんの入口が変わっただけなのか

もう一つ気をつけたいのが、媒体ごとの数字を足したら、そのまま店舗全体の新規数になるとは限らないこと。

例えば、チラシを見た人が、後日Googleで検索して予約した。

Meta広告で知った人が、HPBで比較してから予約した。

そういうこともあり得るよね。

それなのに、チラシ・検索・HPBの数字を全部そのまま足したら、同じ人を何度も数えてしまうかもしれない。

だから、媒体別の実績と一緒に、店舗全体で何人の新規来院が増えたのかも見る必要がある。

前に「人が多いから出店」で、その人は誰の店に行くの?って書いたけど、需要には限りがある。

柱を増やすことが、同じ人を別の入口で取り合うだけになっていないか。

ここも確かめたいんだよね。

集客の柱は、何本ある? どこまで太くできる?

Meta広告がいいのか、HPBがいいのか。

チラシか、紹介か。

そういう比較も必要だと思う。

でも、俺が店舗全体を見るなら、最初に確認したいのはもっとシンプル。

今、どの柱から何人来ている?
そのお客さんは利益につながっている?
あと何人、どんな方法なら増やせそう?

これが分かれば、次に育てる柱を考えられる。

太くできる柱には、必要な投資をする。
もう伸びにくい柱は、無理に増やそうとしない。
新しい柱に可能性があるなら、小さく試す。

そして、店全体の新規来院と利益が増えたかを確認する。

集客の柱を増やす。そして、一本一本を太くする。

ただ数を増やすんじゃなくて、ちゃんと店舗を支える柱に育てていく。

俺は、そうやって店舗の集客を考えたいんだよね。

読んでいて、​自社の​状況が​浮かんだなら。

何が​問題か、​まだ​整理できていなくても​大丈夫です。​現在地を​整理する​ところから、​一緒に​考えます。

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