冷たいんじゃない。​熱いから​速いんだと​思う

小林顕人株式会社Hau'oli Growth 代表

「AIみたいですね」

「Botみたい」

「冷徹ですよね」

昔から、わりとよく言われる。笑

たしかに、自分でもそう見えるだろうなとは思う。

返信はかなり早い方だし、話が長くなってくると「で、結論何?」って普通に聞く。

質問したことと違う話が返ってきたら、

「俺の質問に答えてほしい!」

ってスタッフにもすぐ言う。

説明するときも、「たぶんこんな感じです」みたいな曖昧な伝え方はあまり好きじゃない。

何が起きていて、何が問題で、どう考えて、次に何をするのか。

できるだけ正確に伝えたい。

だから結果として、

AIみたい。
Botみたい。
冷たい。

って見えるんだと思う。

でも、自分の中ではたぶん逆なんだよね。

冷たいから速いんじゃない。
熱いから速い。


返信が早いのは、いつも相手のことを考えてるから

俺は昔から返信がかなり早い。

よく言われてたのが、

「同じ室内で仕事してるみたい」

って言葉。笑

メッセージを送ったら、すぐ返事が来るからだと思う。

でも別に、ずっとChatWorkとかLINEの画面を監視してるわけじゃない。

たぶん単純に、いつも相手のことを考えてるから、メッセージが来た瞬間に答えられることが多い。

「あの件どうなったかな」
「ここで詰まってないかな」
「次これ必要になりそうだな」

みたいなのが、頭のどこかにずっとある。

だから質問が来た時に、ゼロから考え始める感覚じゃない。

俺の中では、もうその仕事が続いてる。

だから返せる。

結果として、

「Botみたい」

になる。笑

もちろん、俺の返信待ちで相手の仕事を止めたくないっていうのもある。

仕事って、一人で完結するものばかりじゃない。

誰かからボールが来て、判断して、また誰かに渡す。

その人が次の仕事を進める。

だから、自分のところでボールを持っている時間は短い方がいい。

前に書いた
「仕事が遅いんじゃない。ボール持ちすぎなんだよ」
って話も、根っこはたぶん同じ。

俺は、みんなで早く前に進みたい。

ただ、今は少し変わった。

返せるけど、あえて返さないこともある。

スタッフに自分で対応してほしい時は、少し待つ。

俺が何でも一瞬で答えてしまったら、その人が考える前に答えが出る。

それを続けたら、結局また全部俺を通る組織になる。

「全部俺を通してたら、俺が会社のボトルネックになった」
っていうのを、一回ちゃんと経験してるから。

早く返せることと、俺が全部返すことは別。

今はそこをかなり意識してる。


正確に伝えたいから、AIみたいになる

俺は、認識がズレたまま仕事が進むのがかなり嫌い。

「いい感じでお願いします」

で相手に全部考えさせて、戻ってきたものを見て、

「いや、そういう意味じゃなくて」

って言うのも嫌。

だったら最初に、

何を目指してるのか。
何を見て判断するのか。
何を大事にしてるのか。
何ができたら完了なのか。

できるだけ伝えた方がいい。

だから文章が長くなることもあるし、構造化するし、箇条書きも増える。

結果、

「AIみたいですね」

って言われる。笑

でも俺の中では、機械的に仕事したいわけじゃない。

むしろ逆で、

ちゃんと伝わってほしい。

変な認識ズレで、相手に無駄な仕事をさせたくない。

一生懸命やった後で、

「違います」

って差し戻されるのって、普通にしんどい。

だったら最初から、できるだけ判断できる材料まで渡したい。

「同じことを3回説明してるなら、人じゃなく仕組みを疑った方がいい」
っていう考え方も、たぶんここから来てる。


「俺の質問に答えてほしい!」は、よく言う

俺、スタッフにもよく言う。

「俺の質問に答えてほしい!」

例えば、

「Aって今どうなってる?」

って聞いてるのに、

「昨日こういうことがあって、その後Bさんと話して、Cについてはこうなっていて……」

って返ってくる。

いや、

Aはどうなってるの?

ってなる。笑

話をはぐらかされるのも嫌い。

ただ、本人は別にはぐらかしてるつもりじゃないことも多い。

ちゃんと説明してるつもりだったり、背景から話した方が分かりやすいと思ってたりする。

だからこそ、気づいた時点で早く戻したい。

「なるほど。それで、Aは?」

って。

これも冷たく見えるんだと思う。

でも、相手を詰めたいわけじゃない。

質問に対して答えるって、仕事ではものすごく大事だと思ってる。

分からないなら、

「分かりません」

でいい。

まだ確認できてないなら、

「今は分からないので確認します」

でいい。

俺はその方が全然いい。

一番まずいのは、質問に答えてないのに、答えたつもりで会話が進むこと。

特にお客様の前なら、なおさら恥ずかしい。

お客様がAを聞いてるのに、BとCを長く説明してる。

相手からしたら、

「いや、質問に答えてよ」

って普通に思う。

それをそのままにする方が、俺は冷たいと思う。

その人が同じことを次のお客様の前でもやってしまうかもしれないから。

だったら、その場で戻す。

ちゃんと会話を成立させたい。

ちゃんと仕事ができるようになってほしい。

たぶん俺は、そこに対して熱いんだと思う。


「結論何?」って聞くのも、話を聞きたくないからじゃない

話が長くなって、

「で、結論何?」

「何を決めたい話?」

「問題はどこ?」

って聞くことも多い。

途中で話を切ることもある。

これはたしかに、言い方を間違えたら圧があると思う。笑

でも、相手の話に興味がないから切ってるわけじゃない。

むしろ逆。

ちゃんと解決したいから、本題まで早く行きたい。

30分話して、

「で、何も決まりませんでした」

が一番嫌なんだよね。

せっかくお互い時間を使うなら、

何が問題なのか分かって、何かを決めて、次の行動が決まった方がいい。

だから途中でも交通整理する。

「その話は分かった。今回決めたいのは何?」

「それって今の問題?」

「結論としてどうしたい?」

って戻す。

たぶん俺は、会話そのものよりも、

その会話の先にある結果

をずっと見てるんだと思う。


熱量が、効率に変換されてるだけなのかもしれない

昔は自分でも、

「俺って効率厨なのかな」

と思ってた。

無駄が嫌い。
遅いのが嫌い。
曖昧なのが嫌い。

でも最近は、ちょっと違う気がしてる。

効率を上げること自体が好きなんじゃない。

やりたいことを、早く実現したい。

相手に成長してほしい。

会社を良くしたい。

クライアントの結果を出したい。

その気持ちと、結果が分からなくても決めて進む時の考え方は、自信はない。でも、逃げる気もないにもつながる。

思いついたものを形にしたい。

問題があるなら早く見つけて、早く解決したい。

その気持ちが強いから、

「じゃあ早くやろう」

「それならこう伝えた方がいい」

「そこじゃない。本当の問題こっちじゃない?」

ってなる。

要するに、

熱量が効率に変換されてるだけなのかもしれない。


でも、熱いから何をしてもいいわけじゃない

もちろん、

「俺は熱いから!」

で全部済む話でもない。

こっちがどれだけ良かれと思っていても、相手に冷たく伝わったなら、その事実はある。

返信が早すぎてプレッシャーになる人もいる。

「結論何?」

って言われて、怖いと感じる人もいる。

俺が正確に伝えようとして情報を詰め込んだ結果、逆に分かりづらくなることもある。

自分の熱量と、相手が受け取れる熱量は同じじゃない。

だから今は、

熱量は落とさず、伝え方は変える。

っていうのをかなり意識してる。

相手によって、情報量も、説明の順番も、待つ時間も変える。

昔だったら即答してたものを、あえて待つこともある。

自分で考えた方が、その人のためになるなら待つ。

たぶん俺が変えるべきなのは、

速さでも、
正確さでも、
熱量でもない。

それをどう届けるか。

そこなんだと思う。


たぶん俺は、冷たいんじゃない

AIみたい。

Botみたい。

冷徹。

そう見えるのは、たぶん間違ってない。

でも、その行動の根っこを自分なりに考えてみると、

人に興味がないからでも、仕事を機械的に処理したいからでもなかった。

早く返したい。

ちゃんと伝えたい。

質問にはちゃんと答えてほしい。

本当の問題まで早く辿り着きたい。

そして、

一緒に前に進みたい。

たぶん、その気持ちが強すぎるだけなんだと思う。

だからもし、

「冷たい人ですね」

って言われたら、今ならこう答えるかもしれない。

冷たいんじゃない。
たぶん、ちょっと熱すぎるんです。笑

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