北海道までは、​みんなで​行けばいいじゃん。

小林顕人株式会社Hau'oli growth 代表

俺、将来のことを考えるのが結構好きなんだよね。

こんな事業ができたら面白いな。

こんな会社になったらいいな。

この人が10年後、

こんな仕事をしてたらすごいな。

って。

考えていると、

自然と今周りにいる人たちが頭の中に登場してくる。

この仕事は、あの人にお願いしたいな。

この事業だったら、あの人が活躍しそう。

今はまだ経験が少ないけど、

10年後にはどんな人になってるんだろう。

そんなことを勝手に想像して、

一人でワクワクしてる。笑

もう夢というより、妄想に近いのかもしれない。

でも、これって少し不思議な話で。

俺は、自分の夢をみんなに叶えてほしいわけじゃないんだよね。

自分の夢は、自分で叶える。

一方で、

会社の夢は、みんなで叶えたい。

俺の中では、この二つは結構違う。

そして、もう一つ。

会社の夢を一緒に叶えようとする仲間も、

人生の最終目的地まで同じである必要はないと思ってる。

じゃあ、なんで一緒に進むのか。

これ、旅行で考えると結構分かりやすいと思うんだよね。

自分の夢を叶える会社だって、素晴らしいと思う

その前に、一つだけ。

世の中には、

カリスマ性のある経営者がいて、

その人の夢を心から応援している仲間がいる会社もあると思う。

「あなたの夢を叶えることが、私の夢です」

って。

俺、これも素晴らしいと思ってる。

だって、それが本人たちの幸せなんだから。

夢を語る経営者がいて、

それを自分のことのように喜んでくれる仲間がいる。

そんな関係を作れるって、

普通にすごいことだと思う。

ただ、俺はちょっと違うかなって。

そもそも、俺自身にそんなカリスマ性があるとも思ってないし。笑

それに、俺の個人的な夢は、

俺が責任を持って叶えたい。

そのためにみんなに頑張ってもらうことを、

会社の目的にはしたくない。

でも、会社として実現したい未来はある。

そこには仲間と一緒に挑戦したい。

この違いを考えていたら、

ふと旅行のことが頭に浮かんだんだよね。

大阪から北海道へ行くなら、どこまで一緒に行ける?

例えば、俺が大阪にいるとする。

これから北海道へ行きたい。

でも、隣にいる人は東京へ行きたいかもしれない。

別の人は札幌へ行きたい。

さらに別の人は、

いつかアメリカへ行ってみたいと思ってるかもしれない。

そもそも、行き先がまだ決まっていない人だっている。

じゃあ、最終目的地が違うから、

最初から全員別々に出発するのかな。

別に、そんなことないじゃん。

東京までは同じルートを使えるかもしれない。

北海道まで一緒に行ける人もいるかもしれない。

札幌まで一緒に行って、

そこから違う場所へ向かう人もいるかもしれない。

だったら、一緒に行けるところまでは一緒に行けばいいじゃん。

俺はそう思うんだよね。

もちろん、旅行だから行ける場所の話であって、

実際の会社はもっと複雑。

でも、考え方としては結構近いと思う。

例えば、

今は同じ会社で、

同じ事業を成長させることに挑戦する。

その過程で、

今まで経験したことがない仕事をする。

新しい人に出会う。

知らなかった世界を見る。

できなかったことができるようになる。

すると、

それまで見えていなかった選択肢が、

少しずつ見えてくる。

もしかしたら、

最初は会社の中で成長したいと思っていた人が、

いつか自分で事業を始めたいと思うかもしれない。

逆に、

独立に興味があった人が、

仲間と大きなことを実現する面白さに気づくかもしれない。

それって、

出発した時には分からなかったことだよね。

だから俺は、

最初から人生の最終目的地を一致させる必要はないと思ってる。

そもそも、最初から目的地なんて細かく見えてる?

これ、もう少し考えると面白くて。

最初に何かを目指す時って、

そんなに細かく決まってないことも多いと思う。

例えば、

東西南北。

最初は、

「なんとなく北の方へ行きたい」

くらいかもしれない。

でも、進んでいくと、

北東なのか。

北北東なのか。

北北西なのか。

だんだん細かい方向が見えてくる。

北海道まで行きたいと思ったら、

次は札幌なのか、函館なのか。

札幌へ行くと決めたら、

今度は札幌のどこへ行くのか。

さらに近づけば、

同じ札幌でも、

行きたいお店まで違うかもしれない。

目的地に近づけば近づくほど、必要になる地図の解像度も上がっていく。

これって当たり前のことだよね。

でも、仕事や人生の話になると、

なぜか最初から全部決めようとすることがある。

5年後、どうなりたい?

10年後、どうなりたい?

そのために何をする?

もちろん、考えることは大事。

でも、今まで見たこともない景色を、

最初から正確に想像できるのかな。

例えば、まだ広告運用しか経験していない人が、

10年後にどんな事業を動かしていたいか。

今すぐ答えられなくても、

俺はそんなに不思議じゃないと思う。

だって、

その人はまだ、知らない仕事がたくさんあるんだから。

知らないものを、

最初から具体的に選ぶって難しいじゃん。

だったら、

今見えている範囲で方向を決めて、まず進んでみればいい。

そこから先は、

進んだ場所でまた考えればいいと思うんだよね。

見えないものがあるなら、近くまで行けばいい

俺、仕事でも結構こういう考え方をする。

分からないことがある。

どうなるか想像できない。

でも、動いてみれば、

次の判断材料が手に入るかもしれない。

だったら、前に出てみる。

例えば、

新しい仕事を任せてみる。

最初は、その人に向いているかどうか分からない。

本人も、

自分にできるか分からない。

でも、小さく担当してみる。

すると、

思ったより楽しそうに取り組むかもしれない。

逆に、

想像していたより難しい部分が見つかるかもしれない。

そこで初めて、

本当に磨いた方がいい能力が見えてくる。

だから、次に何を経験するか決められる。

これって、

何も考えずに突っ走る話じゃない。

動くことで情報を増やして、その情報で次を判断する。

ってこと。

もちろん、

取り返しのつかないことや、

大きなお金が動く判断なら、

動く前に確認する必要がある。

でも、

小さく試せることまで、

未来が全部見えるまで待つ必要はない。

遠くにあるものが見えないなら、

近くまで行ってみればいい。

近づいたら見えるものがある。

それでも分からなければ、

もう少し進んでみる。

そして、

途中で方向が違うと気づいたら、

その時に考え直せばいい。

だから俺は、

動きながら決めることが好きなんだと思う。

人生の夢も、

仕事の中で自分の可能性を見つけていくことも、

結構これに近い気がするんだよね。

じゃあ、会社のGoalはどうなるの?

ここまで聞くと、

「それぞれ好きな方向へ進むなら、会社としてまとまらなくない?」

って思うかもしれない。

ここは、ちゃんと分けたい。

人生の最終目的地が違うことと、今一緒に取り組むGoalが違うことは別。

例えば、みんなで北海道まで行こうと決めたとする。

その区間では、

ちゃんと北海道へ向かう。

誰が運転するのか。

どのルートを通るのか。

いつまでに到着するのか。

何が起きたらルートを変えるのか。

そういうことは、

みんなで考えなきゃいけない。

仕事も同じだと思う。

今、会社として何を実現したいのか。

そのために、

自分はどんな役割を持つのか。

どういう結果を出す責任があるのか。

そこは曖昧にしたくない。

一緒に仕事をする以上、

同じGoalへ向かう責任はある。

でも、それは、

あなたの人生も、この会社と同じ目的地にしてください。

という意味じゃない。

この二つを混ぜると、

お互いに苦しくなるんじゃないかな。

例えば、

会社としては、

将来もっと大きな役割を任せたいと思っている。

でも本人は、

経験を積む中で別の道に興味を持ち始めた。

そんな時、

最初に期待していた未来と違うからって、

その人の成長まで否定したくない。

ただし、

会社の責任を途中で放り出していいわけでもない。

任された仕事をやりきる。

必要な引き継ぎをする。

仲間が困らないようにする。

そういうことは必要。

だから、

進路が変わることと、責任を手放すことは違う。

そこは大事にしたいんだよね。

俺は、みんなの10年後を勝手に楽しみにしてる

で、ここからは、

ちょっと俺の個人的な話。笑

会社の未来を考える時、

俺はどうしても周りの人たちを登場させてしまう。

まだ若い人も多い。

だから余計に、

10年後はどうなってるんだろうって考える。

今はまだ経験が足りない。

判断に迷うこともある。

でも、今その人にある強みを、

10年間磨いていったら?

どこまで成長できるんだろう。

この人には、

こういう事業をお願いできたら面白いな。

この人が、

こんな人たちをまとめられるようになったらすごいな。

そんなことを考える。

前に、

「魔法使いを戦士に育てようとしてない?」

って書いた。

人によって強みが違うなら、

全員同じ人間に育てる必要はない。

それぞれが、

自分の強みを磨いて、

レベル100を目指せばいい。

そういう話。

俺が10年後の姿を想像するのも、

これと結構近い感覚なのかもしれない。

今、その人が持っている光るもの。

まだ本人も気づいていないかもしれない可能性。

それが成長したら、

どんな人になるんだろう。

って。

でも、

俺が勝手に想像した10年後が、その人の正解なわけじゃない。

ここは大事。

俺の想像を本人に押し付けたいわけじゃない。

俺の期待通りに生きてほしいわけでもない。

むしろ、

10年後に全然違うことをやっていても、

本人が自分の力で選んだ道なら、

それはそれで面白いと思う。

あの時は、

こんな未来を想像してたけど、

そっちに行ったんだ!

って。笑

その人の新しい可能性を、

俺が知らなかっただけかもしれない。

だから、

周りの人の未来を考えるのは好きだけど、

その未来を決めるのは俺じゃない。

俺にできるのは、可能性を見つけて、一緒に進める道を増やすことなんだと思う。

一緒に歩いた道には、何が残るんだろう

ここまで考えると、

一緒に働くことの価値って、

少し違って見えてくる。

例えば、

ある人と何年か一緒に仕事をした。

最初は、

一人では判断できなかった。

でも、経験を積んで、

自分で考えられるようになった。

仕事を任せられるようになった。

自分の強みにも気づいた。

さらに、

会社もその人の力で成長した。

その後、

本人が別の道へ進んだとする。

会社からすると、

一緒に働く仲間が減る。

寂しいこともあるだろうし、

仕事上の影響もある。

だから、

何でも手放しで喜べるとは限らない。

でも、

それまで一緒に過ごした時間が、

なかったことになるわけじゃない。

本人には、

新しく身につけた力が残る。

会社には、

一緒に作った成果や仕組みが残る。

周りの仲間にも、

その人から学んだことが残る。

そう考えると、

一緒に働くことの成果って、最後まで同じ場所にいることだけじゃない。

と思うんだよね。

もちろん、

結果として同じ目的地に辿り着けたら、

それはめちゃくちゃ嬉しい。

一緒に北海道まで行こうって言って、

本当に北海道まで一緒に来られたら、

最高じゃん。笑

でも、

途中で別の道を選んだ人が、

その先で自分の夢を叶えて、

幸せになっていたら?

それも、俺は嬉しいと思う。

大切なのは、

誰がどこに残ったかだけじゃない。

一緒に進んだことで、お互いにどんな力を手に入れたのか。

そこも見たいんだよね。

自分にしか描けない人生を、自分らしく。

Hau'oli Growthのサイトのトップには、

こんな言葉を置いている。

「自分にしか描けない人生を自分らしく。」

今回の話を考えていたら、

結局ここにつながってるんだなって思った。

人によって、

強みが違う。

興味が違う。

幸せを感じることも違う。

しかも、

その人自身だって、

最初から全部知っているわけじゃない。

だから、

いろんな場所へ行く。

新しいことを経験する。

誰かと一緒に挑戦する。

その中で、

今まで知らなかった自分に気づく。

そして、

少しずつ自分の行きたい場所が見えてくる。

俺は、

そういう過程そのものにも、

会社として価値を作れるんじゃないかなと思ってる。

みんなの人生を、

俺が描くんじゃない。

会社が描くんでもない。

自分の人生を描くのは、本人。

でも、

その人生を描くための経験や、

可能性を広げるきっかけは、

仲間と一緒に作れる。

そして、

みんなで一緒に叶えたい会社の夢もある。

そこには、

それぞれの強みを持ち寄って、

本気で挑戦したい。

最初から、

全員の目的地が同じである必要はない。

ただ、

今一緒に向かえる場所があるなら、

そこまでは一緒に行けばいい。

進んでいるうちに、

きっと新しい景色が見えてくる。

その景色を見て、

また次の行き先を考えればいい。

そうやって、

一人ひとりが自分の道を見つけていく。

そして10年後、

今一緒にいる人たちが、

どんな場所で、

どんなことをして、

どんな人生を楽しんでいるんだろう。

それを想像すると、

俺は結構ワクワクするんだよね。

自分にしか描けない人生を自分らしく。

俺は、

みんながそんな人生を歩んでいけたら嬉しい。

そして、

その道の途中で、

Hau'oli Growthという会社が、

一緒に歩ける場所であれたらいいなって思ってる。

読んでいて、​自社の​状況が​浮かんだなら。

何が​問題か、​まだ​整理できていなくても​大丈夫です。​現在地を​整理する​ところから、​一緒に​考えます。

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