魔法使いを​戦士に​育てようと​してない?

小林顕人株式会社Hau'oli growth 代表

人を育てる時って、

「この人には、こうなってほしい」

って考えるじゃん。

もっと判断できるようになってほしい。

リーダーになってほしい。

PMになってほしい。

会社を任せられる人になってほしい。

もちろん、

会社として必要な人材を育てることは大事。

でも俺、

最近もう一個考えたいことがある。

そもそも、その人はどんな方向に成長したら、一番大きな価値を生み出せるんだろう?

って。

本人がなりたい姿。

上司が育てたい姿。

会社が必要としている役割。

どれも大事だと思う。

でも、

それだけで成長の方向を決めていいのかな。

だって、

人にはそれぞれ強みがあるじゃん。

得意なことも違う。

考え方も違う。

人より自然にできることも違う。

だったら、

その人が持っている光るものを見つけて、どこまで磨けるか。

俺は、

こっちをもっと大切にしたいんだよね。

魔法使いも戦士も、レベル100ならめっちゃ強い

これ、

ゲームで考えると分かりやすいと思う。笑

例えば、

魔法使いと戦士がいるとする。

魔法使いは、

魔法が得意。

戦士は、

剣で戦うのが得意。

それぞれ、

できることが違う。

でも、

レベル100の魔法使いと、

レベル100の戦士。

どっちが強い?

いや、

どっちもめちゃくちゃ強いじゃん。笑

戦い方が違うだけ。

むしろ、

両方いた方が、

パーティーとしては強いと思う。

なのに、

全員を戦士に育てようとしたらどうなる?

魔法使いの素質がある人にも、

ひたすら剣を振らせる。

もちろん、

練習したら多少は上達するかもしれない。

でも、

その人が魔法を磨いていたら、

もっと大きな力を発揮できたかもしれない。

それって、

結構もったいなくない?

俺は、

魔法使いになるか戦士になるかより、それぞれがレベル100を目指すことの方が重要

だと思うんだよね。

俺が、おんぶに抱っこの社長になるイメージ湧く?笑

例えば俺。

みんなに、

全部お世話してもらって、

何でもかんでも周りに頼って、

自分ではあまり考えない。

そんな社長に成長していくイメージ、

湧く?笑

少なくとも、

今の俺の強みを考えたら、

あんまり自然な方向じゃないと思うんだよね。

俺は、

新しいことを考えるのが好き。

問題を見つけるのが好き。

分からないことがあったら調べたい。

仕組みを考えるのも好き。

でも、

だからといって、

俺が全部の仕事を自分でやるべきだとは思ってない。

むしろ、

自分にない強みを持っている人に、

仕事を任せたい。

自分が苦手なことを、

得意な人がやってくれたら、

チームはもっと強くなる。

じゃあ俺は、

自分の強みをどう磨けば、

もっと多くの人や会社に価値を届けられるんだろう?

って考える。

全員が俺みたいになる必要なんてない。

逆に、

俺も誰かの完コピになる必要はない。

自分にしかないものを、どこまで研ぎ澄ませられるか。

そこが大事だと思ってる。

「なりたい姿」だけで成長を決めていいのかな

もちろん、

憧れってめちゃくちゃ重要。

「あの人みたいになりたい!」

って思うから、

頑張れることもある。

目標があるから、

新しいことに挑戦できることもある。

だから、

憧れを否定したいわけじゃない。

でも、

憧れている人を完コピすることが、

本当に成長なのかな?

例えば、

めちゃくちゃ優秀な営業マンに憧れてる人がいたとする。

その人みたいな話し方。

その人みたいな営業方法。

その人みたいな振る舞い。

全部真似しようとする。

でも、

そもそも二人は違う人間じゃん。

持っている強みも違う。

相手との関係の作り方も違う。

だったら、

その人から学ぶべきものは学んで、

自分の強みを使った営業方法を見つけてもいい。

憧れは、

進む方向を見つけるきっかけになる。

でも、

憧れの人と同じ人間になることを、最終Goalにしなくてもいい。

俺はそう思うんだよね。

その人にしかない、光るものは何?

じゃあ、

人を育てる側は何を見ればいいんだろう。

俺は、

その人の強みをもっと見たい。

例えば、

人の話を聞くのがうまい。

小さな変化に気づく。

数字から問題を見つけられる。

人を巻き込むのが得意。

一つのことを深く調べられる。

誰も気づかないところを丁寧に整えられる。

こういうもの。

でも、

強みって、

本人が自覚しているとは限らない。

自分では、

「これくらい普通じゃない?」

って思っていることが、

他の人には簡単にできないことだったりする。

だから、

本人だけじゃなくて、

上司も、

会社も、

その人の光るものを見つけないといけない。

自分にはないけど、その人にはあるものは何?

どんな仕事で、その強みが発揮されている?

その強みをもっと磨いたら、誰にどんな価値を届けられる?

ここを考えたい。

前に、

「強みは、剣にも盾にもなる」

って書いた。

あれは、

それぞれの強みを組み合わせれば、

チーム全体がもっと強くなる、

って話だった。

今回は、

その一人ひとりの強みを、

どの方向へ育てるか。

そこを考えたいんだよね。

PMだって、一種類じゃない

例えば、

PM。

プロジェクトマネージャーって聞くと、

みんな同じような人物像を想像するかもしれない。

全体を見て、

指示を出して、

人を動かして、

どんどん決めていく。

そんなイメージ。

でも俺、

PMだって一種類じゃない

と思ってる。

例えば、

人の話を聞くのが得意なPM。

現場の小さな問題を拾える。

みんなが困っていることを理解して、

必要な情報を集められる。

一方で、

数字に強いPMもいる。

データから問題を見つけて、

どこを改善すべきか考えられる。

他にも、

仕組みを作るのが得意なPM。

人を巻き込むのが得意なPM。

いろんな人がいていいと思う。

もちろん、

PMとして必要なことはある。

Goalを理解する。

優先順位を決める。

必要な判断をする。

結果まで責任を持つ。

ここを免除するわけじゃない。

でも、

同じGoalへ向かう方法まで、全員同じである必要はない。

人の話を聞く強みを入口にして、

結果を出せるPMになる。

数字に強いことを入口にして、

結果を出せるPMになる。

どちらも、

レベル100を目指せる。

むしろ、

いろんなタイプのPMがいる方が、

会社としてできることも増えると思うんだよね。

でも、強みだけで将来を決めつけるのも違う

ここは大事。

その人には、

今こういう強みがある。

だから、

あなたは魔法使いです。

一生魔法使いをやってください。

って話じゃない。笑

人間って、

そんなに単純じゃないと思う。

今はまだ、

発揮する機会がなかっただけかもしれない。

経験したことがないから、

自分にできると知らないだけかもしれない。

魔法が得意だった人が、

剣を学んだら、

思いがけない才能を発揮するかもしれない。

だから、

今ある強みから、

その人の将来を決めつけたくはない。

ただ、

現時点で光っているものがあるなら、

それは大事な手がかりになる。

そこから挑戦する。

新しい経験をする。

できることが増える。

別の強みも見つかる。

必要なら、

成長の方向を変えればいい。

強みは、可能性を制限するためじゃなく、可能性を広げるために見つけるもの。

俺はそう考えたい。

レベル100って、何で決まるんだろう

あと、

レベル100って言ってるけど、

これは全員を同じ点数で評価したいって意味じゃない。

魔法使いのレベル100と、

戦士のレベル100。

そもそも、

得意なことが違う。

だから、

単純に同じ能力で比較できない。

でも、

それぞれの分野で、

どこまで価値を生み出せるかは考えられる。

例えば、

人の話を聞くのが得意な人。

最初は、

ただ相談に乗ることができる。

でも、

その力を磨いていくと、

相手が何に困っているのか整理できるようになる。

さらに、

相手が気づいていない問題まで見つけられるようになる。

次に必要な行動も考えられる。

その結果、

人やチームが前へ進めるようになる。

同じ「聞く力」でも、

価値がどんどん大きくなっていく。

これって、

レベルが上がってると思わない?

つまり俺は、

レベル100って、何でもできる人になることじゃなく、自分の強みを使って、どこまで大きな価値を生み出せるか

というイメージなんだよね。

しかも、

最初からレベル100である必要なんてない。

レベル10が11になる。

11が12になる。

そうやって、

一つずつできることが増えていく。

その積み重ねが、

大きな成長につながる。

自分がなりたい姿と、社会に提供できる価値

ここで、

もう一つ大事なことがある。

その人が何になりたいか。

もちろん、

本人の人生だから大事。

他人が勝手にコントロールできるものじゃない。

でも、

俺はそれと同じくらい、

その人がどんな価値を社会に提供できるのか

を考えたい。

例えば、

すごく丁寧に仕事をする人がいる。

本人は、

もっと目立つ仕事をしたいと思っているかもしれない。

それなら、

挑戦してみたらいい。

でも、

その人の丁寧さが、

誰かの仕事を守っていることもある。

その強みをもっと磨くことで、

今より大きな仕事を任せられるかもしれない。

今までより多くの人を支えられるかもしれない。

だったら、

その可能性にも気づいてほしい。

ただし、

社会に必要だからって、

本人が望まない役割を押しつけていいわけじゃない。

その人が持っている強み。

本人が興味を持っていること。

社会や会社が必要としている価値。

この三つを見ながら、

どこを伸ばすと一番大きな可能性があるのか、

一緒に考える。

俺は、

それが成長の方向を見つけることなんじゃないかなと思ってる。

みんなが同じになったら、社会なんて回らないじゃん

考えてみたら、

社会って、

いろんな人がいるから成り立ってる。

誰もが社長になりたいわけじゃない。

誰もが営業をしたいわけじゃない。

誰もがエンジニアになりたいわけじゃない。

でも、

どれも必要。

人を引っ張る人がいる。

人を支える人がいる。

新しいことを考える人がいる。

それを実際に形にする人がいる。

一つひとつを丁寧に守る人もいる。

だから、

社会が回る。

会社も同じだよね。

全員が同じ考え方で、

同じ能力で、

同じタイプのリーダーになったとして、

本当に強い会社になるのかな。

俺は、

あんまり面白くないと思う。笑

それぞれ違う強みがあって、

それぞれの方法で価値を作れる。

そして、

足りないところは誰かの強みで補える。

その方が、

もっと大きなことができると思う。

人を育てるなら、その人の光るものを先に見つけたい

だから、

人を育てる時、

「この人に何をできるようになってほしい?」

だけでは考えたくない。

「この人は何になりたい?」

だけでも考えたくない。

もう少し深いところまで見たい。

この人には、何がある?

本人も気づいていない強みはない?

何を磨いたら、もっと大きな価値になる?

その価値は、誰の役に立つ?

そして、

そこへ向かうために、

今どんな経験が必要なんだろう。

ここまで考えたい。

もちろん、

最初から答えが出るわけじゃない。

実際に仕事をしてみる。

得意なことが見えてくる。

新しいことに挑戦する。

また違う一面が見える。

その結果を見て、

育て方も変えていく。

前に、

「成長してないんじゃなくて、比較相手がパーフェクトヒューマンになってない?」

って書いた。

あれも、

いろんな人の良いところを集めた理想像と、

自分を比較する必要はない、

って話だった。

今回も少し似てる。

ただ、

今回は比較の話じゃない。

一人ひとり違う人間だからこそ、その人に合った成長の方向を見つけたい。

って話。

魔法使いも戦士も、レベル100ならめっちゃ強い

俺は、

全員に同じ人間になってほしいわけじゃない。

同じ考え方。

同じ強み。

同じ得意分野。

そんなものを揃えたいわけじゃない。

一人ひとりが持っているものを、

できるだけ大きく育てたい。

そして、

その強みが誰かの役に立つ。

仲間の役に立つ。

顧客の役に立つ。

社会の役に立つ。

そんな成長ができたら、

めちゃくちゃいいと思う。

だから、

本人がなりたい姿は大事。

憧れも大事。

でも、

憧れの人を完コピすることだけがGoalじゃない。

誰かと同じ職業になることだけが成長でもない。

自分が持っている光るものを見つけて、それを磨き続ける。

その先に、

自分にしか届けられない価値があるかもしれない。

魔法使いでもいい。

戦士でもいい。

途中で新しい能力を覚えたっていい。

だって、

レベル100の魔法使いも、

レベル100の戦士も、

両方めちゃくちゃ強いじゃん。笑

だから俺は、

人を育てる時に考えたい。

この人を誰みたいにするか、じゃなくて、この人は何を磨いたらレベル100になれるんだろう?

そして、

そのレベル100は、

誰にどんな価値を届けられるんだろう?

そこを本人も上司も会社も、

一緒に見つけられたらいいと思うんだよね。

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