俺の​特技は​「瞬間​移動」です。​笑

小林顕人株式会社Hau'oli Growth 代表

子どもの頃、ドラゴンボールが好きだった。

悟空になりたかった。

でも最近、ふと思った。

俺、ちょっとだけ悟空だったのかもしれない。笑

もちろん、かめはめ波は出せない。

空も飛べない。

でも、仕事をしてる時にずっとやってることがある。

瞬間移動。

何か問題が起きたり、相談されたりすると、俺は一回かなり遠くにあるゴールまで行く。

その仕事が全部終わった後。

問題が解決した後。

理想の状態になった後。

その時の情景を先に見る。

で、

今に戻ってくる。

たぶんこれが、俺の仕事の考え方のかなり大きな部分なんだと思う。


たぶん「逆算思考」なんだけど、感覚はちょっと違う

言葉にすると、

「逆算思考ですね」

になると思う。

それは間違ってない。

でも、自分の感覚ではもう少し一瞬なんだよね。

何か起きる。

すると、

「これって最終的にこうなってないとダメだよね」

って、完成後の状態が先に浮かぶ。

そこから、

じゃあ今との間に何が足りない?

って考える。

だから最初に、

「何をやろう?」

とはあまり考えてない。

何をやるかは、後から出てくる。


迷路を一回上から見る感じ

これ、迷路に近いのかもしれない。

迷路の中にいたら、

右かな。

左かな。

こっち行ってみる?

って、一個ずつ考える。

俺の場合はたぶん、

一回上に行く。

出口を見る。

今いる場所を見る。

「あ、ここからならこっちを通ればいいな」

って確認して、

また下に戻る。

本人としては、

ものすごいことを考えてる感覚はない。

出口と現在地をつないでるだけ。


だから、「何をやる?」から始めるのが少し苦手

例えば、

「資料を作りましょう」

って話になった時も、

俺は資料そのものより先に、

その資料を見た人が、最後に何を判断できればいい?

が気になる。

広告なら、

バナーを何枚作るかより、

最終的にどんな人が来て、どんな状態になれば成功なのか。

人材育成なら、

何を教えるかより、

その人が最後にどこまで自分で判断できればいいのか。

AIなら、

何を導入するかより、

導入した後、人の仕事がどう変わっていればいいのか。

先にそこを見る。

すると、

今やるべきことが後から見えてくる。

だから、

タスクを積み上げてゴールへ行くというより、ゴールから必要なタスクを拾ってくる。

そんな感じなんだと思う。


昔から「ってことは……」って考えてた

これ、仕事を始めてから覚えたわけじゃない気がする。

振り返ると、子どもの頃からよく、

「ってことは……」

って考えてた。

これがこうなら、

その次はこうなる。

じゃあ、その先は?

って勝手に繋げる。

今思えば、

昔から目の前のことだけを見て終わるより、

その先を考える癖があったのかもしれない。

だから「逆算思考を身につけた」というより、

元々そういう見方をするタイプだった。

の方が近い。


ただ、一個問題があった

俺の中では、

一回ゴールまで行って、

現在地に戻って、

ある程度道が見えてる。

でも、

周りの人は瞬間移動してない。笑

だから昔は、

いきなり結論だけ言ってた。

みんながまだ、

「どうしましょうかね」

って話してる時に、

俺が急に、

「じゃあこれでよくない?」

って言う。

そりゃ、

「こいつ何言ってんだ?」

ってなる。笑

一回却下されたことも普通にある。

でも、しばらくして、

みんなで色々話して、

検討して、

少しずつ前に進んでいくと、

結果的に最初に俺が言ってた方向に近づいていくこともあった。

その時は、

「やっぱこっちだったか」

くらいに思ってた。

今振り返ると、

正しいかどうか以前に、

俺が途中をちゃんと説明してなかっただけ

ってケースも結構あったと思う。


ゴールが見えてても、道を説明しないと伝わらない

自分の中で見えてるものって、

相手にも見えてる気になりやすい。

でも当然、

そんなわけない。

自分は一回ゴールまで行ってる。

相手はまだ今にいる。

だったら、

「ここに行こう」

だけじゃ足りない。

なぜそこなのか。

今はどこなのか。

途中に何があるのか。

何から始めるのか。

何を見ながら進むのか。

そこまで渡さないと、

ただの飛躍した話に聞こえる。

前に書いた
「冷たいんじゃない。熱いから速いんだと思う」
にもつながるけど、

俺の中で速くつながるからこそ、

人に渡す時は、途中を丁寧に作る必要がある。

これは今かなり意識してる。


今は、自分だけ瞬間移動して終わらないようにしてる

昔は、

ゴールを見る。

答えを出す。

指示する。

それで終わることも多かった。

でも、それを続けると、

「全部俺を通してたら、俺が会社のボトルネックになった」
みたいなことが起きる。

自分だけ見えてても、

周りがそこまで行けなかったら意味がない。

だから今は、

一回ゴールを見る。

戻ってくる。

そして、

みんなが歩ける道にする。

ゴールはここ。

今はここ。

間にこれが足りない。

じゃあまずここ。

ここまで来たら次を見る。

そこまで翻訳して、初めて仕事になると思うようになった。


先にゴールを見ると、「今やること」が減る

これも結構大きい。

ゴールが見えてると、

全部やらなくていいことが分かる。

例えば、

最終的に誰かの回答が必要なら、

その人への依頼を先に投げる。

その返事を待ってる間に、

自分でできることを進める。

前に書いた
「仕事が遅いんじゃない。ボール持ちすぎなんだよ」
っていうパスゲームの考え方も、

たぶんゴールから見てるから出てくる。

完成までに必要なものを先に見る。

時間がかかるものを先に動かす。

今やらなくていいものは後に回す。

そうすると、

目の前のタスクを全部順番に処理するより早い。


ゴールが見えないまま動く方が、俺は怖い

「とりあえずやりましょう」

が必要な時もある。

実際、やってみないと分からないことも多い。

でも、

何を確かめるためにやるのか

まで分からない状態はちょっと怖い。

資料を作った。

広告を出した。

AIを入れた。

会議をした。

それ自体がゴールになると、

終わった時に、

「で、何が良くなったの?」

が分からなくなる。

「正解なんて出てねぇよ。やっと始まったんだよ」
にも書いたけど、

作業が終わることと、Goalに届くことは別。

だから、

先に完成後を見る。

そこから今を考える。

俺はこの方が動きやすい。


これは、多分かなり得意な方だと思う

前の記事で、

「自信はない。でも、逃げる気もない」
って書いた。

何でもできると思ってるわけじゃない。

知らないことも普通にあるし、

判断を間違えることもある。

でも、

この「ゴールまで一回行って戻ってくる」感覚は、

自分の中ではかなり得意な方だと思う。

まあ、

誰かと競技として戦ったことはないけど。笑

でも、

仕事をしてる時に自然にやってることを一個挙げろって言われたら、

たぶんこれ。


子どもの頃、悟空になりたかった

子どもの頃、

悟空になりたかった。

強くて、

自由で、

瞬間移動できて。

かっこよかった。

もちろん、

大人になって本当に悟空になったわけじゃない。

でも最近、

自分の仕事の考え方を振り返ってて思った。

あれ、瞬間移動だけちょっとできてたわ。笑

何かが起きる。

一回、終わった世界まで行く。

そこがどうなってるかを見る。

今に戻る。

そして、

今とゴールの間を繋ぐ。

だから俺は、

「次何やろう?」

から考えるより、

「最後どうなってればいい?」

から考える。

何をやるかは、

その後でいい。

これがたぶん、

俺の特技。

瞬間移動です。笑


ゴールから現在地まで、一緒に道を引く

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