人の​価値って、​数字だけで​分かるのかな?

小林顕人株式会社Hau'oli growth 代表

最近、人を見る時に、

結果だけじゃなく、その結果をどういうプロセスで作ったのか

を結構考えるようになった。

もちろん、仕事だから結果は大事。

売上が上がった。

利益が増えた。

CPAが改善した。

案件を予定通り終わらせた。

目標を達成した。

ここは見る。

というか、

結果を出せることは大前提だと思ってる。

でも、

同じ数字を出した二人がいたとして、

その二人の価値って、本当に同じなんだろうか?

最近は、そう思う。

同じ1.25倍でも、中身は全然違う

例えば、

ものすごく仕事ができるスーパープレーヤーがいるとする。

普通の人が1日に8時間働いて出す成果を、

その人は、

人より速く考えて、

人より多く動いて、

人よりたくさん仕事を処理して、

1.25倍の成果を出す。

これは普通にすごい。

「この人めちゃくちゃ仕事できるな」

ってなる。

でも、

その1.25倍って、

何によって生まれてるんだろう?

って考えたい。

もし、

本人が人より1.25倍頑張って、

人より1.25倍仕事をして、

1.25倍の成果を出しているなら、

基本的には本人の能力と時間に依存してる。

じゃあ次、

2倍にしよう。

ってなった時に、

同じやり方ではかなり厳しくなる。

単純に労働時間だけで2倍を作ろうとしたら、

8時間が16時間になるような話だから。

どれだけ優秀な人でも、

自分一人の時間と身体には限界がある。

だから、

スーパープレーヤーがさらに頑張る

だけでは、

どこかで天井が来る。

もう一人の1.25倍は、全然違うかもしれない

一方で、

別の人も同じ1.25倍の成果を出したとする。

でも、その人は、

自分が1.25倍働いたわけじゃない。

仕事の流れを整理した。

誰が何をやるか決めた。

判断待ちで止まっていた仕事を前に進めた。

人に仕事を渡した。

戻りを追った。

判断基準を共有した。

メンバーが一人でできる仕事を増やした。

ボールが止まっている場所を見つけて、

動くスピードを上げた。

結果として、

チーム全体のアウトプットが1.25倍になった。

数字だけ見たら、

どっちも1.25倍。

でも俺は、

中身は全然違う

と思う。

一人は、

自分自身の生産能力を上げて1.25倍を作った。

もう一人は、

人や仕事の動き方を変えて1.25倍を作った。

会社として次に伸ばせる可能性は、

同じ数字じゃない。

俺が見たいのは「結果の後ろ側」

だから最近は、

「何を達成した?」

だけじゃなくて、

「どうやって達成した?」

を見るようにしてる。

本人がめちゃくちゃ頑張ったからできたのか。

仕組みを変えたからできたのか。

判断を速くしたからできたのか。

誰かを育てたからできたのか。

役割分担を変えたからできたのか。

AIを使って減らせる仕事を減らしたのか。

無駄な確認をなくしたのか。

止まっていたボールを早く渡したのか。

結果だけを見ていると、

全部「できた」で終わる。

でも、

プロセスまで見ると、

その成果が次にどうつながるのかが分かってくる。

一回できたのか。もう一回できるのか。

ここで、

再現性

が重要になる。

すごい成果が一回出た。

でも、

本人に、

「なんでうまくいったんですか?」

って聞いた時に、

「とにかく頑張りました」

しか残ってなかったら、

次も同じ結果を出せるかは分からない。

逆に、

「ここがボトルネックだったので、こう変えました」

「この順番にしたら確認時間が減りました」

「この判断基準を渡したら、ここから先は本人だけでできるようになりました」

みたいに、

何が結果につながったのか説明できる

なら、

次も使える可能性が高くなる。

他の案件にも使える。

他の人にも教えられる。

Knowledgeにできる。

Skillにできる。

仕組みにできる。

一人の成功が、

会社の成功に変わる。

俺はここをかなり大事にしたい。

スーパープレーヤーを増やす方が、会社は強くなる

会社が一人のスーパープレーヤーに依存している状態って、

短期では強い。

その人に渡せば早い。

その人に聞けば分かる。

その人がやれば結果が出る。

でも、

それって同時に、

その人が会社の上限になってる

ということでもある。

俺自身も、

全部自分を通していた時期があった。

その方が速いと思ってた。

でも、

自分が全部判断して、

自分が全部直して、

自分が全部考えていたら、

自分以上の処理量にはならない。

前に書いた、

「全部俺を通してたら、俺が会社のボトルネックになった」

って、まさにこの話。

だから今は、

一人のスーパープレーヤーが1.5倍頑張るより、もう一人できる人を作る方が強い

と思ってる。

自分ができる。

次に、

人に教えられる。

次に、

その人が自分で判断できる。

さらに、

その人も別の人へ渡せる。

ここまでいくと、

本人の労働時間とは別のところで、

会社の能力が増えていく。

PMの価値って、こういうところにもあると思う

プロジェクトマネージャーって、

自分が一番作業できる人、

ではないと思ってる。

全体のGoalを見る。

誰が何をやるか決める。

止まっているところを見つける。

必要な人へボールを渡す。

戻ってきたものを見る。

次を決める。

結果まで追う。

そうやって、

複数人の力を一つのGoalへ集める。

その人自身が10個作業したわけじゃなくても、

その人がいたことで、

5人が今までより速く動けた。

判断待ちが減った。

やり直しが減った。

同じ失敗が繰り返されなくなった。

別の人が一人でできるようになった。

こういうものも、

全部その人が生み出した価値だと思う。

だから、

「本人が何件処理したか」

だけでPMを測ると、

多分かなりズレる。

人の価値は「結果+プロセス」で見た方がいい

これは、

数字を軽視しようって話ではない。

むしろ逆。

結果はちゃんと見る。

結果が出てないのに、

「プロセスが良かったからOK」

で終わらせるつもりもない。

でも、

結果が出た時に、

「やった!達成した!」

だけでも終わらせたくない。

何がその結果を作ったのか。

そこまで見る。

俺の中では今、

人を見る時に、

結果

↓

プロセス

↓

再現性

↓

拡張性

みたいな順番がある。

結果は出たか。

どうやって出したか。

もう一回できるか。

他の人でもできるか。

もっと大きくできるか。

本人がいなくなっても残るものはあるか。

ここまで見た時に、

その人が会社へ作った価値が、

少し見えやすくなる気がする。

「この人はすごい」で終わらせない

スーパープレーヤーを見ると、

「すげえ」

ってなる。

それ自体はいい。

俺もなる。

でも、

会社を作る側としては、

その次を見たい。

何がすごいのか。

速いのか。

判断が正確なのか。

人を動かせるのか。

情報を集めるのか。

教えるのがうまいのか。

仕組みにするのがうまいのか。

本人の能力なのか。

チーム設計なのか。

そこを分解できたら、

その「すごい」は、

もう一人に渡せるかもしれない。

逆に、

「この人にしかできません」

のままなら、

会社としてはまだ弱い。

一人の天才に頼る会社じゃなくて、

良いプロセスから、できる人が増えていく会社

の方が、

俺は強いと思う。

数字は結果を教えてくれる。でも、未来までは教えてくれない

同じ1.25倍でも、

一人が1.25倍頑張った結果なのか。

周りが1.25倍動ける状態を作った結果なのか。

数字だけ見たら、

同じ。

でも、

会社の未来から見ると、

全然違う。

だから俺は、

結果を見たあとに、

もう一回聞きたい。

「で、どうやってこの結果を作った?」

そこに、

その人の本当の強みも、

再現性も、

組織を次に伸ばすヒントも、

多分かなり詰まってる。

結果を出せることは大事。

でも、

その結果を生み出したプロセスまで残せる人は、もっと強い。

最近は、

そんなふうに人を見るようになってる。

読んでいて、​自社の​状況が​浮かんだなら。

何が​問題か、​まだ​整理できていなくても​大丈夫です。​現在地を​整理する​ところから、​一緒に​考えます。

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